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むくみの種類

一口に「むくみ」と言っても、むくみは一種類ではありません。
むくみには、「一時的なむくみ」と「病気が原因のむくみ」があります。

一時的なむくみとは、長時間立ち続けたり、座り続けたりといったことが原因で起こるむくみです。
こうしたむくみは、血液の流れが悪くなることで起こります。

血液の流れが悪くなると、回収されるはずの水分が体の中に溜まり、体がむくみます。

足は他の部分と比べると心臓から遠いため、血液の流れが悪くなりやすく、特にむくみが現れやすくなっています。
しかし、むくみが一時的なものの場合、それほど心配はいりません。

問題は、病気が原因のむくみです。
病気の中には、症状としてむくみが現れるものがあります。

肝臓障害と腎臓障害

足にむくみが現れる病気には、「肝臓障害」「腎臓障害」「心臓障害」「下肢静脈瘤」などがあります。
まず、「肝臓障害」と「腎臓障害」についてお話したいと思います。

たんぱく質の一つにアルブミンと呼ばれている物質があるのですが、このアルブミンの量によって足にむくみが出ることがあります。
アルブミンには、水分を血管に取り込んだり、排出したりする役割があります。

アルブミンの量が少なくなると、血管に水分を取り込む働きが弱くなります。
むくみは、余分な水分が体の中にたまることで起こりますから、アルブミンの量が少なくなって血管に水分を取り込む働きが弱くなると、
体の中に余分な水分が溜まり、むくみやすくなってしまいます。

肝臓や腎臓に障害が起こった場合、このアルブミンの量が少なくなる可能性があるとされています。
ですから、肝臓障害や腎臓障害が起こると、足にむくみが症状として出ることがあるのです。
足のむくみ以外にも、肝臓障害の場合は全身がむくんだり、腎臓障害の場合は顔にむくみが出ることがあります。

心臓障害と下肢静脈瘤

次に、「心臓障害」と「下肢静脈瘤」についてです。
どちらも、夕方になると、足にむくみが出ることがあります。

一時的なものとして、夕方になると足がむくむという人も多いですが、
「心臓障害」と「下肢静脈瘤」の場合は一時的なむくみではなく、症状が続きます。

むくみ以外にも、「心臓障害」の場合は急いで階段を上ると息切れや動悸がしたり、
「下肢静脈瘤」の場合は足の血管がボコボコと膨らんだりすることがあります。

むくみが治らない場合

足がむくんだまま、なかなか治らないという場合は、病気が原因でむくんでいる可能性があります。
疲れが取れない、眩暈や発熱など、むくみ以外の症状が出ている場合も、病気が原因になっていることが考えられます。
こうした症状がある場合には、病院へ行きましょう。